40代50代の秋冬モノトーン

暑い季節もようやく終わりを迎え、いよいよオシャレが楽しい秋冬の到来です。重ね着が出来て素材や下半身ぽっちゃりさんにおすすめの大きいサイズのパンツアイテムの幅も広がる秋冬ファッションは個性とセンスの見せどころ。
そこで今回はシンプルファッションが好きな40代後半の筆者が「大人女性がステキに見える秋冬モノトーン」についてお話ししていきたいと思います。

そのキーワードは「素材とシルエットにこだわる」と「90%に留める」。
実は40才を過ぎてからのモノトーンファッションは誰でも簡単に着こなせるという長所がある反面、ただ着ているだけでは手抜きで地味な印象を与えてしまいがちなのが難点です。

私は一度、某ファストファッションの白いシャツに黒のボックスタイトのスカート、黒いハイヒールに黒いバッグで街へ出かけ、ショーウィンドに映った自分のあまりの味気無さに衝撃を受けたことがあります(笑)。
安い大量生産のシンプルな服でもオシャレに見えるのは20代まで。大人女性がモノトーンを着こなすならば、ファストファッションでも上質に見えるようなボディを作り上げるか、平凡なボディならそこそこしっかりしたお値段の、素材やシルエットにこだわりがある服を購入するべきだと痛感しました。
でも、どうしてもお気に入りのファストファッションブランドの洋服を着こなしたい、もしくはあまりお金をかけずにファッションを楽しみたい、ということもありますよね。
そうした場合に心掛けておくと便利なのが「モノトーンは90%まで」です。つまり10%だけ、違う色を入れる、肌を見せる、光らせる、など白と黒の世界とは違う要素を入れるのです。

秋だったら例えば、普通の黒のワンピースの足元にオレンジ色のパンプスを持ってくるだけでグッと秋感とこなれ感が出ますし、冬だったらスタンダードな黒のニットに白パンツ、その首元にミントブルーのストールを巻くだけでオシャレで華やかな印象になります。
また、ベルトやイヤリングなど、一部にキラッと光る何かを取り入れると大人カッコいい雰囲気が出せますし、ニットの襟は丸型よりもV字を選んで少しだけ肌の露出を増やすと大人の女性らしいエレガントさを表現出来ます。

2つのキーワードを少しずつ取り入れれば、40代以降の女性ならではの余裕を感じるモノトーンファッションの出来上がりです。同世代の皆様、良かったらぜひお試し下さいね!